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平成19年(2007) 1月
人吉球磨地区商工連絡協議会と人吉商工会議所、
人吉温泉観光協会がSL人吉号を復活させるための署名活動を
2/1実施と地元新聞で報道。

平成20年6月1日の肥薩線八代~人吉間の開通百周年、
翌21年11月21日の同線全線開通100周年、
九州新幹線全線開通に合わせてのSL人吉号の復活、運行による
集客効果を狙っている。
1月22日
JR九州定例会見で、肥薩線全線開通100周年の
2009年夏に鹿児島線熊本~肥薩線人吉間で
復活
させると発表。
週末や祝日に一日一往復するほか、
夏など長期の休みがある時期は毎日運行する予定


関係者が「2011年春の九州新幹線全線開業に向けた
南九州観光の目玉に」と改修を模索していたところ、
メーカーに図面が残っていることが分かり、四億円をかけて台枠を新調し
ボイラーや客車を改修することにした。
2月21日
小倉工場にて修復作業開始。
7月13日
複製の見本として台枠が、JR小倉工場から、
図面が残っていた愛知県豊川市の日本車輌工場に送られた。
9月10日
人吉温泉観光協会の役員ら8人が10日、
解体部品が保管されているJR小倉工場を視察。

組み立て作業が始まる来年春以降に
「ぜひ郡市民の多くにもSLを実際に見て感じてほしい。
参加者を募っての工場見学ツアーなどを企画したい」とのこと。
(尾方副会長 談)
9月13日
人吉市長と商業、観光業者らの「まちづくり意見交換会」で、
人吉駅周辺の開発構想を話し合う。


「6の字作戦」として「新幹線で鹿児島に着いたら、
ゆっくりといさぶろう・しんぺい号で人吉に宿泊してもらい、
SLで戻ってもらう。逆6の字でも良い」と語る。(市長)。

 SL復活までに駅を起点にしたまちづくりが重要として、
「駅舎改築に伴うデザインをお願いし、ごちゃごちゃした駅前を緑の広場にしたい。
バスターミナルが離れているため隣に広い駐車場、
宿泊プランを提案する観光案内所、
日本に1つしかない石造りの機関区をSL展示館に」(市長)

 出席した九日町の商店主からは、
「空き店舗対策として、売買や賃借に市が仲介できないか」
「SLが来るまでに、どう努力するのかJRに試されている。本当にラストチャンス」
「ふるさと歴史の広場(旧城内グラウンド)は
休憩所など何もなく、観光客に不親切」
と、今の現状に対する意見が、商店主からも出た。
(地元新聞記事より)
10月30日

ボイラーが、大阪のサッパボイラへ搬送される。

JR九州小倉工場車両一課小田政俊課長-
「元気なSLの姿をみなさんに見てもらえるように
頑張りますので楽しみにして下さい」
(NHK北九州局ローカルニュースより)

平成20年  6月27日  新調された台枠が日車工場からJR小倉工場に搬入され、
組み立てが再開される
 9月24日
平成21年(2009)4月25日に正式復活が決まる
(人吉新聞記事より抜粋)
修復工事の進ちょくや乗務員の訓練などの状況から早まった。
愛称は、JR九州とデザインを担当したデザイナーで
イラストレーターの水戸岡鋭治さんが協議の末に
「SL人吉」と決定


 運転日は3月から11月までの土曜・休日、
春休み、ゴールデンウイーク、夏休みなど年間120日から150日程度。
1日1往復する。
 車両はSLと客車3両で編成。
定員132人で全車指定席となる。
 SLが黒、客車が濃い茶色で、
要所に金色のラインなどを入れる。

「SL人吉」は和のイメージが基本。
ビュッフェコーナーや後部車両に展望室を設置、
内装は木材を多く使った木目調になっている。
最終的な総事業費は4億2000万円。
 
運行時刻は、下りが熊本駅発午前9時40分ごろ、
人吉駅着午後零時10分ごろ、
上りが人吉駅発午後2時40分ごろ、
熊本駅着同5時20分ごろの予定。


 切符は、利用区間の乗車券と座席指定券が必要で、
熊本駅から人吉駅までの大人片道を利用した場合、
乗車券1770円と座席指定券800円(子ども半額)の計2570円。




 田中信孝・人吉市長、
「人吉市の観光にとって起爆剤となる。行政と市民が一体となって、
おもてなしと人吉の素晴らしさをアピールしていかなくてはならない。
『SL人吉』のネーミングをいただいて、この上ない喜び。
JR九州に感謝するとともに、この名前を全国に発信してまいりたい」と話し、
喜んでいた。
 
 10月19日
組み立て中の58654が、小倉工場祭りにて特別公開される

 
12月4日 (人吉新聞掲載記事より)


肥薩線開通100周年記念事業実行委員会・第2回総会にて。
SL人吉号(蒸気機関車)と、
10月から同100周年の記念イベントやキャンペーンなどを開催する
事業計画の素案を承認。

同振興局の井手義隆局長
「SLもほぼ出来上がり、16日に火入れ式がある。
民間と行政が一体となり、受け入れ体制をつくる。住民の機運も高まっており、地域の魅力が内外に向けて発信されるように努力したい」とあいさつした。

SL人吉号は運行を開始する4月25日から5月4日までの期間に記念イベント、
9月まで運行記念キャンペーンを開催する。
イベントでは、当日に熊本駅や人吉駅で出発式と記念式典、
沿線の停車駅で 地域の特色を生かした歓迎イベント、
一定期間に車内で鉄道観光案内人による
車内PR、乗車証明書の配布、駅のウエルカムイベントなどを計画。

キャンペーン期間中の主な取り組みは、ボンネットバスの運行や焼酎蔵巡り、
貸切バスで巡る人吉温泉癒しの旅、農家民宿の特別サービス、
宿泊施設とタイアップした各種体験サービスなどを計画。情報発信では、
郡市の魅力を掲載したキャンペーンガイドブック、SL車内リーフレットの
配布を予定している。

全線開通100周年記念イベントは、肥薩線の歴史的価値、
近代化産業遺産としての価値、沿線の魅力をアピールするため、
鹿児島県などとタイアップした事業を展開する。
例として出張キャラバン、メモリアルツアーなどを挙げた。
郡市の小、中、高校の児童、生徒の肥薩線を題材とした学習の支援も行う。

出席した委員からは、「鉄道ファンは、どこに出てきて写真を撮るか
分からない。撮影スポットの選定、警備についてはどうするのか」
「JR人吉駅の駅名を人吉温泉駅に変更できれば、人吉市が温泉地と
分かるのでは」「臨時駐車場対策が必要」「バラバラのガイドブックばかり
ではお客さんが混乱する。整合性をどうつけるのか」といった
意見が出された。
12月16日(火)
小倉工場にて火入れ式が行われる。

JR九州石原進代表取締役社長、
人吉市の田中信孝市長と球磨村の柳詰恒雄村長、
安田宏正熊本県副知事、九州運輸局の矢野忠鉄道部長ら約60人が出席。

 石原社長が同工場の氏神になる到津八幡神社の火を点けた
松明(たいまつ)で、ボイラー室に点火。
そのあと、田中市長や柳詰村長らが玉ぐしを奉てん。

 今2月に同工場内で試運転に入り、3月に客車3両のリニューアルを終える計画。
肥薩線での試運転は直前の予定。

JR九州石原社長
 「大変な人気があり、2回目の現役復帰になる。
肥薩線沿線、地域観光の魅力も高まる。
人吉球磨の皆さん、かわいがってください」、

人吉市田中市長
「堂々とした姿に感動した。歴史や文化などを総動員したおもてなしをしたい」

(人吉新聞掲載記事より)
平成21年(2009) 1月27日(火) JR九州の公式発表文より

平成21年の運転は4月25日から11月29日までの
金曜、土曜、日曜、休日

5月のゴールデンウイーク、夏休みの合わせて125日。

熊本-八代-人吉の1日1往復で、
停車駅は新八代、八代、坂本、白石、一勝地、渡。

車両は、58654+客車3両・定員132人(全車指定席)。
利用区間の乗車券のほかに座席指定券800円(子どもは半額)が必要、
(熊本・人吉間の大人片道の場合、2570円)。

ダイヤグラムは以下の通り。

「下り」熊本941-新八代1026-八代1032(着)1040(発)
-坂本1058 -白石1123-1126 -一勝地1142(着)1152(発)
渡1202-人吉1213

「上り」人吉1439-渡1450-一勝地1500(着)-1508(発)
白石1525(着)1528(発)-坂本1609-八代1629(着)1635(発)
新八代1640-熊本1721

車内には、「SL人吉」オリジナル制服の客室乗務員が乗務。

客車の1号車にSLに関する本を集めた「SLライブラリー」、
SLグッズを展示する「SLミュージアム」などのコーナーを設け、
地元の食材を使った駅弁の販売を予定。

2月6日 小倉工場にて、構内試運転が公開される。
2月28日 北九州市門司港・九州鉄道記念館にてお披露目会

(読売記事より)

吐き出す黒煙や風景が楽しめるガラス張りの展望ラウンジ。
木製の壁や革の客席など懐かしさとモダンな装いが同居。

 客車は3両編成で定員132人。3号車から1号車へ移るにつれて、
客車内の木材や客席の色合いが明るくなる。
大正から昭和の移り変わりを表現し、天井には機関車の愛称「ハチロク」にちなみ
「86」をかたどった欄間も。
2号車のビュッフェでは昔ながらの駅弁も購入できる。
3号車には鉄道関係の本を集めた読書スペースも設けた。

3月1日 博多駅4番線にてお披露目会

(毎日記事より)



3月2日(月)

3月4日(水)
博多→熊本へ搬送。

3月4日(水)・熊本←→人吉を復帰後初の試運転。
(人吉新聞記事より)

58654、 寝台列車、ディーゼル機関車の3両編成で熊本駅を午前9時すぎに出発。
同11時40分に人吉駅に到着し、SLは石造りの機関庫へ移動。
JR関係者たちが状態のチェックや調整に追われていた。

機関庫の周りには、その煙と音に気付いた近くの人たちが集まり、
約4年ぶりに里帰りしたSLをバックに記念撮影していた。

SLは午後2時40分に熊本駅へ向けて出発したが、
4月の運行開始まで、機関士らの訓練を含めて何回かの
試運転を行った。
4月18日(土)
報道や地元関係者向けの試乗会 西日本新聞記事
4月25日 「58654・SL人吉」復活運転

熊本駅では、午前9時から出発式が行われ、
大津高校ブラスバンド部の生徒30人がNHK大河ドラマ「篤姫」のメーンテーマを演奏して出迎え、
一日駅長に人吉市まちづくり親善大使でエッセイストの齋藤由香さん(47)を委嘱した。

 石原社長
「九州新幹線が2年後に全面開通し、肥薩線も100周年を迎えるといういい時期に重なった。
地域の皆さまに大事にしていただかないとうまく続いていかない。
『SL人吉』の復活のためにご尽力いただいた皆さんに心から感謝申し上げます」

金子恭之国土交通副大臣
「全国の鉄道ファンや県民が待望していたSLが復活した。
近代化されていく中でまさかSLが復活するとは思っていなかった。
JR九州の石原社長をはじめ、JR九州の関係者の皆さまや地元の皆さん方に心より敬意を表したい。
熊本県を含めた南九州地域が全国の鉄道ファンをはじめ、
観光客に来ていただけるものと思う。
SLが愛される存在として、長く運行していただきますようにしてほしい」

本保芳明観光庁長官
「鉄道ファンであればSLはあこがれの存在。
熊本県や九州が観光で活気づくことを心から願っている」
(人吉新聞記事より)



八代駅(八代市)では妙見祭の亀蛇[きだ](通称ガメ)が、
白石駅(芦北町)では葦北鉄砲隊が演武で出迎え。
一勝地駅(球磨村)では地元女性らが郷土芸能「農婦踊り」を披露、
球磨焼酎の試飲サービスもあった。
人吉駅(人吉市)では、社会人吹奏楽団が到着を迎え、
駅前では球磨川太鼓保存会の演奏もあり、大勢の人でにぎわった




復路の出発式では、田中信孝人吉市長が
「SL人吉が人吉球磨に希望を運んできた」と挨拶。
矢岳駅の元「展示館」管理人得田徹さんに感謝状が贈られた。
(熊日新聞記事より)


平成22年(2010) 9月4日 NHK「BSデジタル号がゆく! 〜ブルートレイン九州一周の旅〜」にて、
臨時列車「BSデジタル号」熊本 - 人吉間を58654が牽引
平成23年 (2011)    


(参考資料)
鉄道ファン2005年10月号 交友社
ありがとうSLあそBOY JR九州
蒸気機関車全史 1 学研


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